こらしめておやりなさい。
…ではなくて、木の話です。

板目・柾目というのはよく聞きますが
あれ、どっちがどんな模様だったっけな、と
30歳も過ぎていまさら聞けない常識を 今一度、検証いたしましたので
お付き合いください。

流石に切り株は手に入らず、またひ弱な女子の腕力を考慮して
バウムクーヘン(大好物)でおこないます。

簡単に言うと
年輪に対して垂直に切り出したものが柾目、
並行に切り出したものが板目、となります。
(実際の木取りとは異なります)
柾目は縦に真っ直ぐ年輪の縞が並び、柾目はたゆたうような模様が特徴です。
なお柾目材は丸太からの板取りの歩留りが悪いため、一般的に値段は高くなります。

まず、柾目。

美味しそうです。

ここからさらに板目を想定してスライス。

板目っぽい感じの切片が取れました。
美味しそうです。

(バウムはこのあとスタッフが美味しくいただきました)

さて、割り箸にとっても
柾目板目というのは重要なスペックになります。

例えば、杉材の箸は真っ直ぐな杢目の美しさを際立たせるために柾目が好まれ、
またその色味や木目の数でランクが変わってきます。


(杉天削9寸・柾目)

ひのきの場合は表面の美しい光沢や香りに特徴があり、
それを活かすよう板目で作られることが多いようです。


(桧天削8寸・板目)

表と側面で板目・柾目が逆に出ていて、おもしろいですね。

そんなこんなで、「木目」のお話でした。
お店などで割り箸を使う機会があったら、
ちょっと木材や杢目にも注目してみてくださいね。

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