こんばんは。トーゲです。
ダンナの机に、こんなものがありました。
…喜重朗がいっぱい…
「喜重朗(きじゅうろう)」とは、
弊社社名「峠喜重朗商店」にもありますように
創業者の名です。
この名を冠した、箸の中でも超高級品、吉野杉を使用した利久箸のご案内計画が進行中なのであります。
こちらが商品イメージ。
今までに、ここまでキャラ立ちしたお箸があったでしょうか!?
食卓では脇役のお箸が、おもてなしの小さな主役になりそうではありませんか。
ここで格調高く杉・利休箸のその真髄を語りたいところですが、困ったことにわたくしの知識が追いつきません。
という事で私的勉強も兼ね、このお箸に同封されるプチ・リーフレットから、喜重朗箸を含むおはしの歴史、そして利休という種類について抜粋させていただきたいと思います。
奈良吉野下市 喜重朗箸
~吉野下市は割り箸発祥の地で、南北朝時代、後醍醐天皇に里人が杉箸を献上したのがはじまりと伝えられ、江戸、明治にかけ、当地下市にて割り箸として考案されました。
喜重朗箸は吉野下市にて創業者、峠喜重朗が家業としてはじめた割り箸づくりを百年の時を経て現在に受け継いでおります。割り箸は明治初期頃、吉野杉の酒樽の端材で作られ、現在は高級建築資材の端材(間伐材)を使っています。創業者の自然を生かし、質素倹約の心と想いが 日本人のなくてはならない食の道具を地場産業へと発展させました。
(利休箸について)
~室町時代の茶人「千利休」が茶席でのもてなしにみずからの小刀でこの形のお箸をつくりお膳に添えたということです。箸の中ほどに太く、五穀豊穣、子孫繁栄を願い、両端は細く削り、一方は神様が、一方は人が使うという、古来からの神事の道具としての思想がこの形となっています。
…なるほど。
わたくし結婚前はもちろん塗箸愛用、割り箸は「いつものお箸が無い時のための代用品」という認識しかございませんでした。(もちろんそういう用途もありますが)
しかし、丁寧に作られた良質なお箸を使ってみると、木の風合いや心静ませるほのかな香り、持ったときのなんとなくまろやかな感覚など「あ、ちょっと心がセレブ」な瞬間をくれる
粋なヤツなのだと、三十路を前にして初めて分かったのでした。
私事ですがこの「喜重朗箸」、結婚式の引出物にもさせて頂きまして、世代を問わず喜んでくださったのが嬉しい思い出です。
…なにやら宣伝めいて長くなってしまいました。こちらのお箸、近日(?)HP上に商品情報をアップしていく予定だそうなので、その際は是非ごらんください。
それでは!
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