[食後や小腹がへったときに食べる、甘いもの]
のことを、何と呼びますか?
イマドキの方なら、そう
「スウィーツ」。
おやつとかデザートとかアメちゃんとかじゃなく。
なんとおしゃれになったことでしょう。
ウィの発音に重きをおけばなんとなく格調高さも漂います。
最近テレビや雑誌で、男性までもが「スウィーツ」という単語を
発していてちょっとギョッとしました。
「男は黙って『むしおさえ』!」とか言って
どこかの芸人がモチつきながら怒り出しそうです。
(もうやってたらすいません。というか最近あまり見ない…)
ちなみにわたくしは、
前に東京でお世話になっていた会社の先輩(社長令嬢)が
お菓子を素敵に「ドルチェ」
(Italy/音楽の演奏記号で「甘美に」という意味もあります)
と呼んでいたので
こりゃマネするべ!!と決めているのですが
これがなかなか、実生活とココロのレベルが伴わないと
とっさに口から出ないもんですね。
…出ないものですわね。
そんな呼び方いろいろなお菓子ですが、
最近、小中学時代の同級生が地元(横浜市)で焼き菓子屋さんを
始めたということで、先日訪れてきました。
国道から一本離れた静かな遊歩道沿いにあって、
もともと和風の小料理屋さんだったところをリフォームした
ご近所に愛されそうな素敵なお店。
そんなお店のオーナーパティシエである彼女おすすめの
「フルーツケーキ」。
実は今まで、レーズンとかが「くしゃくしゃ」しててあまり好きでなく、
いわゆるフルーツケーキとよばれるものに縁がないと
思っていましたが、これがまたなかなかどうして、
果実がふっくらして、洋酒の風味(自分的重要ポイント)も
いい具合に効いていておいし~いのです。
みっしり感のあるケーキ部分もきめ細かくて、
こくのあるバターの風味と凝縮したフルーツのおいしさが
禁断のコラボレーションを果たしています。
もちろんこのほかのお菓子も頂きましたが
(写真を撮る前に食べてしまった)
ひとつひとつ丁寧に作られていて、自然とひと口ずつを
大事に味わいました。
そして、決して奇をてらっているわけではないのですが
材料やかたちに彼女らしいこだわりが垣間見えて楽しくなりました。
ゆったりと、味覚嗅覚だけに集中して過ごす時間のシアワセ感。
ハマりすぎたらいろいろヤバい。
お店情報:焼菓子 カザハナ商店
横浜市金沢区寺前1-13-17
京浜急行金沢文庫駅 東口徒歩5分
定休:火曜(都合により変更有り)
昭和56年生まれ。
同級生がお店を始めたり、論文を発表してその分野で認められたり
弁護士さんになったり、こどもを産んで親になったりと
社会や家庭で重要な役割を果たしていく世代に
いつのまにか、なっていたんだなあと思います。
それに比べて自分は…と悲しくもなりますが、
「大人の利点=自分で人生のペースを決められるところ」と
ある方が誕生日にコメントをくれて、
たしかにそのとおりだなあと、ちょっと前向きになりました。
焦らずもサボらず、で。
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