戦国武将ではありませぬ。
お箸の長さについて書きます。
お箸は、「○寸」という単位でやりとりされています。
六寸:16.5cm(子供用、お弁当用。コンパクトで省スペース)
七寸:18cm
八寸:21cm(一般的な長さ)
九寸:24cm。(改まった席で出される)
↑一般に流通しているお箸はだいたい、これらのうちの
どれかに当てはまります。
一般に一寸=約3センチですが、
なぜかお箸界ではだいたい一寸ぶん短く言います。ややこしや。
実際持って使ってみると、意外と
使い心地や動作の見た目が違います。
長いお箸のほうが、支点から箸先までの距離が長いので
開閉がどちらかといえばラクで所作が優雅に見えます。
そういえば、短いお箸でお弁当のご飯(ちょっと冷え固まったやつ)を
がしがし食べると、手が疲れますよね…
で、「ごぶなが」。
九寸(24cm)より、五分(1.5cm)長いという意味で
実際は26cmのお箸です。
これは相当長いです。
たま~に、峠商店でも聞かれます。
先日おひるごはんを頂いた、高取のお店で
五分長のお箸がでてきました。
今思えば、長いお箸だと姿勢がなんとなくびしっとなって料理との距離が生まれ、
料理をちゃんと愛でてからいただく、という、
ヤマトナデシコ的効果があったかもしれません。
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