京都へ行ってまいりました。

目的は紅葉&「バロック・コンサート」です。
バロック音楽は、モーツァルトとかベートーベンが活躍する以前の音楽、
いわゆるその後の「クラシック」の基盤。
わたくしはひそかに、この頃の作曲家のファンだったりします。
微妙顔のダンナをひきずって、行ってきました。

この時代までは、「神様の世界、もしくは宇宙の真理」みたいなものを
音であらわしたのが音楽なのであって、宗教色の強いものでした。
その枠を超え、人間の耳に心地よい音を追求したことは、当時の人たちにとっては
「華美に歪められた」ものとして「バロック=ゆがんだ真珠」と
呼ばれたということです。
自分はバイオリンを習っていて、この頃の音楽が教本に入っていたりしたので
馴染みがあるというのも理由ですが、クラシックよりもなんだか逆にモダンで自由、
そしてジャズとかロックに近いような不思議な要素も持っているところに、
魅力を感じています。

コンサートは、麩屋町通りにあるBarで。
ビルの6階なのに中庭?があり、木のカウンターや床が
いい雰囲気を出してるお店です。
楽器も、チェンバロとバイオリンが木でできているのはわかりますが、
フルートも木で出来ていて、なんだかリコーダーを横にして吹いているみたいで、
一瞬びっくりしました。

バロックの調律や奏法での演奏を聴く生の機会はあまりないので、
マニアックで恐縮ですが、…おもしろかったです。

で、このブログにこんなことを書いてしまおうと思ったのは、
あらためて「木ってすごいな」と思ったからです。
清水寺(この後行きました)にもなるし、
お店のフロアや棚にもなるし、
全然違う音色の楽器にもなるし、
そう、お箸にもなる。
この世に木がなかったら、つまんない世の中になってただろうなあ~
などと、しみじみ思った一日でした。

↓清水寺の写真です。
とにかく、ものすごい人でした。
そしていろんな言語が飛び交っていて、修学旅行生だったときとは全然違う雰囲気を味わいました。

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