『咲』と『笑』、もともと同じ漢字だったそうです。
口偏+笑「㗛」で“えむ・わらう・さく”という意味を持っていて、
中国から日本に伝わってきて、訳したり、簡易化の際に分岐した、ということを教わりました。
⁽他にも諸説あるようですが⁾
武〇咲さんも、読みかたはエミ ですもんね。

「山笑う」とか、「おしゃべりに花が咲く」といった表現にもあるように、
笑うことと花咲くことは、無意識に思い起こされるもの、普遍的イメージが似ているのかもしれません。

吉野はまだ見頃まで時間がかかりそうですが、
平地では次々に景色を薄紅に染めて、なんとなく口角も上がる、まさに『㗛』の季節。

橿原の近所の土手ではこんな様子。

さて、山は笑いだしましたが、空は泣きのご様子で・・・
週末で散ってしまわないといいのですが。さくら。

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芯から冷えるような日が続きまして、
体調も低空飛行になりがちです。

何ごとも体が資本ですから、対ウイルス戦略は常に練っておきたいものです。
わたしはすぐ喉をやられるのでうがいは必須、
プラス、知人おすすめ『マヌカハニー』を、買…おう! と思ってます。
(意外と高価でして・・・)
あとは天然の抗生物質といわれるプロポリスのサプリメントを、
こちらは安価に入手。
この冬は蜂の恵みで健康優良クィーンビーを目指す次第です。

ちなみにマヌカハニーはその抗菌成分の度数の表示があり、
+15以上が効果的とのことです。

さて今の時期、1月17日~2月3日は『冬の土用』の期間ということ
ご存じでしたか?
夏の土用は平賀源内のウナギプロパガンダ効果でポピュラーですが、
土用は各季節にあって、土旺用事(どおうようじ)を略して言います。 

陰陽五行説では 神羅万象は木火土金水からなるとされ、
春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水に割り当てています。
そして「土」を「季節の変わり目」に当てはめたことから、
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。

木気:植物のような発育伸長する勢いある傾向⁽春⁾、
火気:勢いが頂点に達し燃え盛る性質⁽夏⁾
金気:熱や勢いが衰え凝縮・固化しつつある状態⁽秋⁾
水気:凝縮しきってエネルギーを秘めつつ静的に留まった状態⁽冬⁾

土気:大きな変化を促し保護する働きと場所の象徴

なお土用の期間は、土を司る土公神(どくしん・どくじん)という神様が支配するといわれ、
土を掘り起こす農作業や基礎工事など、土を動かす作業は避けるそうです。

万物を構成し育て守る特別な元素「土」の意味を持つ、季節の移行期間「土用」。
そう考えると、身体のメンテナンスをしっかりする時期なのね、という心構えが
しっくりとなじみます。
季節の流れを楽しみながら(主に美食の面で)のんびり春待ちいたしましょう。

(「土用」については『日本の行事・暦』HPhttp://koyomigyouji.com/index.html
 及び1/24日経新聞 Nikkeiプラス1記事を参考にさせていただきました)

昨日急に飲みたくなってスーパーに走りました。懐かしいです。
見た目(溶かす前)、「土」っぽいということで、この辺で。

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台風が近づいているとき特有の湿り気を感じる今日です。

吉野(和歌山寄り)のことばにも5年でなんとなく慣れ、ニュアンスで感じられるところも多いと思っていたのですが、
今日、『どねんなっとしや~』というフレーズに、
『…⁉⁽Does not seem ya~…?⁾えっと・・・pardon me!?』となってしまいました。
もちろん英語ではなく『お好きなように(都合のよいように)してね』という意味だそうです。
どねんなっとなるやろ≒なんくるないさ 的な用法もあるとか。

…などと教えてもらいながら、朝顔のお菓子をいただきました。
銘は「めざまし」。粋ですね。

会社に(旦那さんが)植えた朝顔もポンポンと咲きはじめ、蔓には将来有望なつぼみがたくさんです。

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風薫る5月も後半、緑も深くなってきました。
遅くなりましたが、先日のあべのハルカスの催事へ足を運んでくださった方々、ありがとうございました!
おかげさまで無事、期間を終えられたそうです。

近鉄電車の各駅には「花だより」という、花の名所と開花状況がわかるポスターが貼ってあり、それを参考にして出かけ、そして結局グルメに走るのが最近の楽しみのひとつになっています。

近畿日本鉄道 花だより

おふさ観音のバラ(…からのタイ料理)↓

石光寺の芍薬(…からのラーメン)↓

これからは吉野や長谷寺のあじさい、大神神社のささゆり 及びその周辺のグルメが楽しみです。

花ではありませんが、ご近所の畝傍山(初代天皇である神武天皇の宮『畝傍橿原宮』がその麓に作られたことから神聖視されてきたそうです)にも登ってきました。

標高199.2m 20分くらいで登頂可能で、お手軽に達成感が得られます。ポコッと見えているのは耳成山、あとは香久山と併せて大和三山と呼ばれています。万葉集のなかで柿本人麻呂や中大兄皇子がこの山々を題材に歌を詠んでいますが、時代を超えて同じ山を眺めたり登ったりしているのが不思議な気持ちです。
現在では休日に三山をめぐり、制覇ののち居酒屋で乾杯、というコースが流行っているとか、いないとか。

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梅香り雨けむる、春の予感の下市です。

直前ではございますが、今をときめくあべのハルカスでの催事のお知らせです。
期間は3月27日~4月2日の1週間、あべのハルカス 9階フロア催事場にて、吉野杉箸商工業協同組合(噛みそう!)所属の各社より、吉野杉アイテムを展示販売します。

あべのハルカスHP

美しい木目など目に訴えるだけでなく、触感や香りなども楽しんでいただけると思いますので、
ぜひ どんなもんかな~と、お立ち寄りください。


(奈良県ならの木ブランド課 パンフレットより)

峠商店からは『喜重朗箸』が出ます。


(画像が小さくできなくて、デカデカとすみません)

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今となっては奇跡のような先週の暖かさ・・・
その頃に四国を車でぐるっとめぐってきました。
旦那は運転かつ仕事、私はナビ係などと言いつつ大体寝ており、観光はしっかりするという ずるくておいしいポジションでした。

香川では県産ひのきのお箸が使われていたり、高知では「はしけん」というお箸を使った遊びがあるのが興味深かったです。

以下、ただの旅行記ですが・・・


うどん県香川では、かまたまうどん発祥の店「山越うどん」さんでいただきました。麺が口の中でぴちぴち暴れて、噛み切ったときのぷつん!という感じがたまりません。


がんばって石段を上った金刀比羅さんでは海上安全が祈念されていました。


高知ではカツオはもちろん、名物「うつぼ」を…。
もちっとしていて味はさっぱり、いろんな部位を提供してもらえます。
「たたき亭」さんにて。


四万十川の沈下橋。風情あります。


雨の桂浜。龍馬を偲んで太平洋を見つめます。


カラッと晴れたしまなみ海道の真ん中、大三島の展望台から。


景観に配慮して建てられた展望台だそうです。


大三島、日本総鎮守の大山祇神社。
樹齢2600年の大楠がご神木です。上着要らずでした。


戦時中は毒ガス工場があり「地図から消された島」とも呼ばれた大久野島。そんな歴史を今に伝えながらも、今はうさぎにわんさか会える島です。


なつこいです。


美しい朝でした。

さてさてこちらは、撮り鉄の聖地ともいうべき、愛媛県は四国旅客鉄道予讃線の下灘駅。
1999~2001年の3回にわたり「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。」「前略、僕は日本のどこかにいます。」などのキャッチコピーで青春18きっぷのポスターに使われた、おだやかな伊予灘をのぞむ駅です。非常に印象に残っていたので、寄れて嬉しかったです。
江ノ電とはまた違う静けさとスケールと このノスタルジー。
また違う季節と時間帯に来てみたいです。

ポスター↓

私が多少「鉄子」であることがばれたところで、
今日はこのへんで失礼します。

襲来中の最強寒波を健康に乗り切れますように!

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寒さの中休み?少し暖かさを感じて、なおさら春が恋しい昨日今日です。

あ、あ、あけましておめでとうございます…本年も宜しくお願い申し上げます!!

先日、あの神社ダッシュ福男選びで有名な西宮えびすさんの「くまで」 を、友人からおみやげに貰いました。ミニサイズでカワイイ☆

福が来ますように…じゃなくて かき寄せてやるぞ!!というあぐれっしぶな姿勢が大事ですよね。
十日えびす期間中には巨大なマグロを奉納したりするそうで、たいへん面白そうであります。

関東の地元では、年末の『酉の市』(だるまさんがいっぱい)の方が一般的で、いわゆるこちらのえべっさんがすごく新鮮に感じます。

さてさて、2014年の目標としては、ブログやホームページを通して、気軽にお箸や、奈良っぽ~い吉野っぽ~いギフトなどを見たり、小単位でお買い上げも出来るようにしたいなあと思っています。
今のところ、うちのHP見ても the 業務用という感じですよね(笑)
そのとおり普段は業者さまとやり取りすることの多い峠商店ですが、ご近所さんや個人のご紹介で、吉野杉箸のギフトとか、新年に鶴&亀さん水引の箸を…など、お声かけ頂いてごく小単位で作ったりもしています。利用してくださる方と直接ご連絡しお届けすることで、その方の心が伝わってきたり商品の行く末を見届けられる、それはとても嬉しいことです。
そんなかんじで、気軽にお問い合わせいただけるようなシステム 及び雰囲気を出していきたいと思いま~す。

あ、もちろん現在でもお問い合わせお待ちしていますー!明日着で!とかは無理ですが…

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今ブームの「ムック本」のような・・・。
(『Magazine』のM+『Book』の造語だって、ご存知でした?)
形式的に書籍でも雑誌でもないので、出版とはいえないのですが。

ぷりてぃなハートの水引を取って開くと、日本文化と吉野杉箸のかかわりの紹介ページに続き、
リアルお箸(上質ですよ~)5種×2膳と、それぞれの由来や特徴が書かれています。(利久・天削・卵中・小判・元禄)

箸屋でもなければ一堂に会する機会のない各種お箸を、図鑑的に見られるのがおもしろい試みだと思いますし、遠方、海外の方へのお土産にもよさそうですね。

吉野杉箸商工業協同組合より製造発売、
来春には あの日本一300mビルの「あべのハルカス」での販売も予定されています。わくわく。

その他、試作の段階から気になっていた
「日本酒にお好みの時間漬けこんで、手軽におうちで樽酒の風味とコクが楽しめちゃう『吉野杉樽酒スティック』(お酒は用意してね)」や、

ゆる~い鹿さんと、木目のコントラストを活かした箸と箸置きのセットなど、

身近に愉しめる吉野杉グッズが完成しています。
これから販路を広めるとのこと、追ってお店などご紹介したいと思います。

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やっとこさわたくし、喉の調子が戻ってきました。いかがおすごしでしょうか?

ここ数日、食品の表示問題があちこちから、
あんなにも格調高いレストランや施設が・・・と、ショッキングなニュースとして巡っています。
元・食品関連の仕事をしていた私は、正直な企業が影響を受けることを思うと心が痛みますし、また、お箸屋の峠商店としても他人ごとではない部分があります。

インタビューなどを見ていると
『だまされた、どこ行っても不安』『謝罪が足りん』等 厳しいコメントもあります。
たしかに『のれんにあぐら』(懐かしい)はいけ好かないし、
誠実さを取り戻してほしいと思うわけですが、
責めたり困ったりするなら 逆に、我々の消費者・お客としてのあり方も いまいちど見直すべし!というのが私の主張です。

変な写真をネットにあげちゃったりしているのは論外として、
『お金を払っている』ことを盾に、最低限のマナーとか、提供する人、されるもの(食事や空間)への素直な感謝が薄れていると思うのです。

不備があったり美味しくないと思ったら、グルメサイトに不味いし態度最悪~とか書くんじゃなくて、直接伝えればいいのです。
あからさまな誤表示(偽装?)なら お皿が出された時に、食べた時に気づくくらいの知識を自ら持つべきなのです。

お客が誠実なら、お店側も対処ばかりじゃなく前向きな努力ができるでしょうし、のれぐら(略)な店だって『こりゃ嘘つけん』と、大きな問題になる前に正しく方向転換できたと思うのです。

興味本位でネームバリューあるお店や流行店に行くのも楽しいですが、
ほんとに自分が好きなお店を見つけて通って、お互いにいい影響を与えられたら、素敵な大人ってかんじですよね。

そのためには やっぱりちゃんと働いておこづかい貯めなければなぁ~¥
というオチでした。

関係ないですが、我が家もこたつ出しました。

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朝晩ひえこみますね…
心地よい秋風、どころか私は風邪ひいてしまい、
どうがんばっても新宿2丁目ヴォイスでございます。

でもこの気温差が、作物の栄養素をアップさせたり、
美しい紅葉を生んだりするそうですね。

先ほど、枝付き枝豆を頂きました。
(こう書くと「枝」の字のアイデンティティを考えてしまいますが)

実は先日同じ方から同量頂いていて、今回第二弾なのですが、
前より熟して、パーン!としてます。
「おねえさん、何カップ?」下世話な寸劇を思いついてしまいました。
もちろん塩ゆでと、あとはずんだ餡に挑戦してみようかなと思います。

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