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 こんにちは。まさに季節の変わり目、お変わりなくお過ごしでしょうか?

先日「陰陽師Ⅱ」をTVで観ていて、出雲の国がどうとかという場面で、なんだか見たことあるような所だなあと思っていたら、ロケ地が鷹取山(横須賀)という、幼少時代のご近所遊び場でした。
「わたしはいにしえの風景を知っている…?!」なんて事はなかったわけで…

個人的な話を失礼しました。
今日は地元吉野・下市のゆるキャラについて書きます。
「ごんたくん」は町制120年を記念して生まれた下市のマスコットキャラクターで、けっこうカワイイのです。

(画像は下市町HPからいただきました)

某工作番組とは関係ないようです。
下市町が歌舞伎「義経千本桜」3段目、「すし屋の段」の舞台になっていてその主人公「いがみの権太」にちなんでおり、小学生のアイディアの合作なのだそうです。
市HPなどでは
「権太はすし屋の勘当息子だったが改心し、平維盛を救うために命を落とした、恩義を貫こうとする気の優しい人物として描かれる」
と、さらりと説明があって、ふうんそうなのか~と思うところですが、たしか千本桜って中学の音楽の授業でも習ったなあ、と思い出し興味がわいたので、もうすこしこの権太くんについて掘り下げてみます。

まず分かったのは「義経千本桜」というのはおもいっきりファンタジーで、歴史上戦死したとされる武将が普通に生きていたりします。

舞台は源平合戦直後の時世、合戦にかかわった者たちのその後のストーリーが展開されるという、オムニバス形式になっています。
「すし屋の段」は3段目の後半部分のことで、前半の「木の実・小金吾討死」と合わせ、敗れて落ちのびている平維盛に関するお話です。義経も弁慶も出てきません。

(内容)
吉野山のふもと、下市にあるお鮨屋にイケメン使用人が住みつくのですが、これが平維盛です。「弥助」と名乗っています。
鮨屋の主人は維盛の父・重盛に恩があり、事情を知ってかくまっています。

この鮨屋の主人には「権太」というダメ息子がいます。
「いがみの」というのは「喧嘩・いがみ合う」ではなく「ゆがんだ性格の・嫌われ者の」というニュアンスだそうです。
この権太は平気で犯罪をしたりして勘当されているのですが、実家に帰ってきて母親を言いくるめお金をだまし取ったところ、父親が帰ってきたので慌てて手近にある寿司桶のひとつにお金をかくし、自分も隠れます。
どうでもいいですが額にして500万弱くらいです。とんでもないやつです。

隠れて聞いた父親の話から、使用人弥助=維盛だと知ってしまった権太。鎌倉幕府の役人に差し出せばいい金になる!と、さっきの寿司桶を重さで適当に判断して手に持ち、家を飛び出していきます。
ところがこの寿司桶には、父親が維盛の身代わりとして差し出そうと準備していた小金吾(維盛の妻子の用心棒。すでに死亡)の生首が入っていたのです。
ひえ~。

その後やってきた梶原一行(幕府の捜索隊。悪役)に、意気揚々と「維盛の首をとった」と差し出す権太。その場にいた父親は、権太が帰ってきていたことや寿司桶の中身がすり替わっていることなど知らないので、命にかえても自分が守ろうとした維盛様を権太が金の為に殺してしまった!と思い、「親父様!」と向かってくる息子を刀で刺してしまいます。

権太は刺された状態で、間違えて生首桶を持ってきてしまったのを知った時「今が性根の直し時」と思った、このまま身代わりの首を差し出して母親からもらったお金も維盛さま(無事)にあげようと思っていた、等といきなりイイことを言い息絶えるのでした。

・・・改心のタイミングが非常に悪かったのですね。
このお話の中には恋愛あり、頼朝がらみの感動をさそう続きもあり、なのですがこれまでにします。

ここまで知って思ったのは、ゆるかわ☆ごんたくんのスマイルに隠された悲しい過去(?)の重み、
そして持っている桶の中身ってなんだろうね!ということです。

調べたら海老蔵さんが権太役をやっていたり、歌舞伎もいちどしっかり観てみたいなあ、と興味のわくこの頃です。
ちなみにここに出てくるお鮨屋さんは「つるべすし弥助」という下市に実在するお店で、鮎料理を中心に美味しい懐石やお鮨をいただけますよ。

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こらしめておやりなさい。
…ではなくて、木の話です。

板目・柾目というのはよく聞きますが
あれ、どっちがどんな模様だったっけな、と
30歳も過ぎていまさら聞けない常識を 今一度、検証いたしましたので
お付き合いください。

流石に切り株は手に入らず、またひ弱な女子の腕力を考慮して
バウムクーヘン(大好物)でおこないます。

簡単に言うと
年輪に対して垂直に切り出したものが柾目、
並行に切り出したものが板目、となります。
(実際の木取りとは異なります)
柾目は縦に真っ直ぐ年輪の縞が並び、柾目はたゆたうような模様が特徴です。
なお柾目材は丸太からの板取りの歩留りが悪いため、一般的に値段は高くなります。

まず、柾目。

美味しそうです。

ここからさらに板目を想定してスライス。

板目っぽい感じの切片が取れました。
美味しそうです。

(バウムはこのあとスタッフが美味しくいただきました)

さて、割り箸にとっても
柾目板目というのは重要なスペックになります。

例えば、杉材の箸は真っ直ぐな杢目の美しさを際立たせるために柾目が好まれ、
またその色味や木目の数でランクが変わってきます。


(杉天削9寸・柾目)

ひのきの場合は表面の美しい光沢や香りに特徴があり、
それを活かすよう板目で作られることが多いようです。


(桧天削8寸・板目)

表と側面で板目・柾目が逆に出ていて、おもしろいですね。

そんなこんなで、「木目」のお話でした。
お店などで割り箸を使う機会があったら、
ちょっと木材や杢目にも注目してみてくださいね。

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先日、旦那さんの東京出張についていきました。
TOKYOのトレンディ(古いですか?)な鉄板スポットといえばスカイツリー。
奈良県民も、のぼってみました。


この日は「粋」のライトアップでした


宇宙船っぽい回廊(上り坂になっています)


(ありがちなスタイル)

東京タワーを見下ろしたり、
そういえば地球は球体だったなあ、と思い出させてくれる夜景を堪能しました。
現在は平日の夜なら、並ばずにラグジュアリな空間を楽しめると思います。

新幹線車窓からの冬の富士山も、


こっち側と

こっち側(地理がよく分からずすみません)

同日の時間差で撮ったものですが、
表情が違って、それぞれ美しかったです。

立春を迎えましたが、
まだまだ気の抜けない寒さ、大気うんぬんの問題など、油断なりませんね。
抜かりなく対策して、無事に春をむかえたいものです。

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台風は右利き、と聞いただけあって
左側がかすめていった奈良ではあまり強風を感じることはなく。
梅雨です。

先週、「以前、会社にムササビが巣をつくったことがある」という話を聞いて
興奮していたところ、まさに向かいの山の斜面にムササビが来ていました。

小川になっているところにしばしうずくまってから去る、というのが
何日か続きましたが、右耳〜顔のあたりが負傷し、弱っていくようでした。
H氏が投げ与えたドッグフードもたべませんでした。
日曜日、ダンナの「会社を朝顔の城化計画」(また書きます…)のため
会社に行った時にも来ていて、もはやぐったり…という感じでした。
弱ったものは下位ヒエラルキーのものにも貪られ土に還るというのが野生の摂理というものでしょうが、それを助ける技術もなければ見届けることもなんだか怖いという弱い心から、動物病院の先生に一任することにしました。

いろいろたかってる虫を全力で追い払いケガ部をなるべく見ずタオルをかけて
抱っこしたとき、やせ細ったなかにもリスとか子猫っぽいふわふわ感と、
風呂敷状に飛ぶための薄くやわらかい皮膚感に「おお~ムササビだ」などと
ちょっとジーンときつつ、箱に入れて運びました。
が、病院で、先生に思いっきりガブシャーッ!!と噛みつきブチーッ!と引き剥がされ
キューンと気絶(※二の腕まである超分厚いミトンで対応されてました)という事態
(ダンナ談。怖くてまともに見れず)に、わぁずいぶんお気楽だったもんだなあ…と
反省しました。
先生によると厳しい状況で、野生鳥獣保護、という扱いで保護住所を書いた上で、生死にかかわらず連絡はしないことを了承してなんともいえない気分で帰ってきました。

同じ死んでしまうなら、静かで清潔な檻の中でひとりきりより虫に脳みそ食べられながらも自然の音と風の中逝くほうがよかったのではないか。
でも助かるなら治って欲しい。

この年になってようやく初めてそんなことを考えております。
ひょっこり元気になったムサ君が戻っているかなと、ついつい、
うずくまっていた場所を眺めてしまうこの頃です。


こちらをうかがうムササビ君

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5月も、もう終盤ですね。
私事ですが、先週31歳になりました。
江戸マテリアルだった心身が、だんだんと関西仕様になってゆきます。
気持ちを入れ替えて、ブログをこれからはもっとこまめに更新します。

ブログに限らず、心動かされた出来事や、得た知識・技術などは、
必要とする人に伝えようと形に現わしてこそ、真に
自分の記憶や経験になるんじゃないかと、最近ふつふつと思います。
なんとなくおもろいなあ、だけじゃなくて、インプットに対し具象化するだけの情熱をもって、
ものごとに接していきたいです。
…主婦の主張でした。

さて、少し前ですが、東吉野村に足をのばしてきました。(下市から車で1時間くらい)
草萌え水蒼む川沿いの神社や滝、温泉を堪能しましたが、
天川村の浸み渡る静謐さとはまた違い、沸き上がる活力を感じるなあという
印象でした。(なんとなく)


丹生川上神社の、上社。


立派な杉がたくさん。


七壺八滝。さらに下にも滝が続いています。


やはた温泉前の川べり。
彼はリストラされてしまったわけではありません…


絶滅してしまったニホンオオカミが最後に確認されたところだそうです。
この表情にちょっとウッとなってしまいます。

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下市では午後、桜散らしの雨が降りました。寒いです!

参考までに、吉野の桜は現在「一分咲き」、
見ごろはまだまだ先のようです。

ところで「桜」って、毎年青空のもとでハレバレと見上げたりなんかして
うむ、今年もきれいだなぁ~とか思うのですが、同時に、
どこか精神の平常を乱されるような、焦りや不安にも似た印象を
じわりと感じる、そういう経験ありませんか?あ、ないですか?

桜=別れ・新生活といった季節のシンボル、
繊細にもその心理的影響をくらってしまっているのです…、と
結論を出したいところですが、実際、桜の花粉には興奮作用のある物質
(たしか「エフェドリン」)が
含まれているそうで…こやつのせいかもしれません。
自分の症状(?)としては、上記の他、意味なく走ったり、変な考えが浮かんだりします。
(例:現代人って、モノにはエコとか燃費の良さを追求してるけど、
自分の体についてはひたすら燃費を悪くすることに努めているなあ。皮肉だなあ。等)

ちなみに葉桜のころになると、こんどは他の植物の成長を阻害する物質を
出し始めるそうです。
清楚で儚くみえる桜もなんだか小悪魔的に思えてきました。
もちろん、土壌固めをしてくれるなど、根はいい樹木です(おっと…)。
(川沿いや土手に桜がよく植えられている理由は、根がしっかり張る+人が見に来て踏み固められるから、ですって)

なお、こちらは広橋梅林(4/8)。
梅の花は純粋になごめる大好きな花です。いい香り・・・

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下市は2月に入ってからも雪が降ったりやんだり…
絶好調の寒さにより体も顔も縮こまる今日この頃なので、
最近、インターネットでちょくちょく見かける「割り箸エクササイズ」…口輪筋(口周りの筋肉)を鍛える練習、を、やってみました。
やり方は、
・割り箸を横にくわえて(縦は無理)、
・口角が、くわえた箸よりも上になるようにして笑顔キープ
・二分くらい我慢しながら、「ウィスキー」とか言ってみる
というものです。これがけっこうしんどいのです。

でも、この口輪筋を鍛えると、口角が上がって発声もはっきりとし、そしてほうれい線対策にもなる…と、いいことずくめだそうなので、
この季節忘れがちな笑顔(笑)を取り戻す為にも、ちょっと続けてみようかなと思ってます。

小話でした。

我が家のねこは人間用の布団で寝るのがブームで、
こうなると人間用のスペースがありません。

勝利のポーズに見えます。

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今年もまた、この季節がやってきました。

こちらは鶴と亀の水引の祝い箸。
手造りゆえ、よ~く見るとちょっとずつ個性があって和みます。

中のお箸は柳丸箸で、両箸が細く削ってあり、一方を神さまが、もう一方を
人が使うという意味があり、
『神と人とのはしわたし』とも言われています。
箸の中ほどは、五穀豊穣・子孫繁栄の象徴として太くするつくりになっています。
(トーゲHPより)へえ~。

今年もあと少し、年末年始に寝込まない程度に、がんばりましょう。

関係ないですが、社内では、下市駅前のお店「梅川」さんの日替わりお弁当を頼むのが
流行って?ます。

本日のメニューは、煮込みハンバーグと、煮物と、春雨サラダと、
ゆで卵、その他付け合わせもりもり。
これだけボリューミィ&配達していただいて500円也。ありがたや。

以上、峠商店の最新・おひるごはん事情でした(笑)

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台風の影響で国産ヒノキのお箸が不足しているそうです。
「ヒノキがないなら杉を売ればいいじゃない」
と言ったら、これが結構なマリーアントワネット発言だったらしく
社内で苦笑されてしまいました。
桧のほうが木材としては高級な気がしたのですが…お風呂とか。
ヒノキの方が間伐材としての量が多く出る、ということですね。

さて、あっという間に12月ですね。
年賀状・大掃除・年末ジャンボの準備はいかがお進みでしょうか。
ちなみにうちはどれもまだです。

避けていたひなたがいつの間にか恋しい気温になりましたが、
先週末は出かけなければ損するような快晴だったので
とりあえず近所の橿原神宮まで散歩に行きました。
七五三詣の季節で、晴れ着のちびっ子たちがてけてけと走っており
とても微笑ましかったです。

本殿の南側にある池のほとりは、ちょうどいいひなたぼっこ処として
年配の方やファミリーの憩いの場になっています。

桜?でしょうかね…

水鏡。

なかよし。左側の子が積極的でした。

持参した日本酒の「ひやおろし」をちびちび飲みながら和んでいましたが、
やっぱりちょっと体が冷えてしまったので、
今度はちゃんと熱燗にしてこようと思います。

そしてこの日は「大和路まほろばツーデーウォーク」開催中で
もりもり歩くたくさんの人とすれ違いました。

いろんなコースが設定されてました。
距離に応じて?他にも、藤原不比等コースとか額田王コースなど。
うーん、古代ロマンですなあ~。

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公私ともに認める、スケートの鈴〇明子選手似の
ハデ顔・峠家の嫁です。
(悩みはメイクの幅が狭いこと)

なんのつながりもない話で始めてしまいましたが、
箸が主役でここまで素敵に撮った写真ってなかなか
無いと思いません?フフ…

峠家女子がお世話になっているサロン・クラリエさん企画、
美容家フォトスタイリストBloom高橋志乃 さんの「フォトスタイリングレッスン」を、
先日体験してきました。
ちょっとした法則を取り入れて撮ることで、テーブル上の小物たちが
一気に「赤毛のアン」ワールドの住人みたいになるんです。
それと、最近のカメラはすごく賢いけど、
情報をインプットしてあげなくては
きちんと性能を発揮できないんですね。

けっこう写真好き(ただし、撮られるのは苦手)のわたくし、
けっこうセンスはあるほうだと天狗になってましたが、
基礎がなってませんでした~;;
カメラに謝罪。

志乃先生、とっても丁寧に教えてくださってありがとうございます。
お箸を撮りたがるだろうということも踏まえて考えていてくださって、感激!
(お箸の写真、先生のセッティングです)
三脚を使ってとったのも初めてでドキドキしました。

舞台裏

楽しんでいたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。刺繍作家SUYUAさん、やまがみさんとご一緒に受講させていただきましたが、これまためっちゃ濃くて面白かった…。
ありがとうございました♪
法則、もっと知りたいなあ…

とってつけたようですが、「喜重朗箸」
HPに商品としては載っておりませんが、
引き出物、奈良のお持たせ等にもふさわしい
香り・木目・使いごこち抜群の
峠商店自慢の高級箸です!よろしくお願いします。

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