» 季節便りのブログ記事

2011年GWも終盤ですが、いかがお過ごしでしたでしょうか。

わたくしは3日、横須賀の小中学時代の友人と
京都で集合し観光に出掛けてきました。
現在京都在住の逆・紅一点による
乙女心をわきまえたフレキシブルツアーは
第二弾を望む声も高く好評でありました。
どうもありがとう。

さすがに四条周辺は混雑していましたが、
最大目的地?であった伏見稲荷大社とその周辺は
にぎわいこそすれ混雑とまでいかない人口密度で、
快適且つ、いわゆる京都っぽさもビシバシ感じつつ
めぐることができましたので
忘れないうちにお薦めしたく書かせていただきます。

お稲荷さん=稲荷神社といえば庶民の神様として代表的な存在ですが、
伏見稲荷大社はその総本宮です。
江戸時代からの、祈願や感謝の念を鳥居の奉納をもって表すという民衆信仰により、
あの有名な千本鳥居が形作られたそうです。
真昼でもうっそうとした独特の雰囲気はなかなか味わえないものです。

奥社を経て鳥居伝いにめぐる、スポーツ系部員の鍛錬コースにもなっているという
「お山めぐり」ルートは、所要2時間ということで諦めましたが、
かの清少納言も登ったとか、登らないとか。

さて、境内で出迎えてくれるのは狛犬…ではなく狛キツネさま。

奉納される絵馬もキツネ型です。
表に顔を描いて、裏に祈願の内容を書くことになっているようで、
こだわりの痛絵馬がそこかしこに。


駅から続く参道ではキツネ人形や「きつねちゃん」という
これまたキツネ型のせんべい(甘い味噌味)等も売られており、
キツネワールド全開となっておりました。

屋台では、「スズメ」や「ウズラ」が
おいたわしく串刺しとなりバーベキューされていましたが、
これは五穀豊穣の害?となるスズメなどを食べてしまおうという
理由があるから、らしいです。

あと、伏見名物の「酒かすラーメン」を
いただいてきました。

ラーメン屋さんでポピュラーなお箸
「樺の元禄八寸」が使われていましたので
友人にそう申しましたところ
ややウケたので、箸屋の嫁として目利きをより精進しようと思いました。


ごちそうさまでした。

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12日土曜日、弁当(お寿司)片手に、
峠商店から車で10分ほどの広橋梅林へ行ってきました。

咲いている木は咲いていて、咲いてないのは咲いてない。
…当たり前の事を申しましたが、そんなかんじです。
たぶん来週、再来週はもっと素敵なことになるでしょう。

咲いているエリアの、なんとなく教室っぽいところで、
かかし?に囲まれながら
梅の香りと寿司を交互に楽しむという
オツなランチをいたしました。

…たぶん、今週もやります。

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先日、「飛鳥夢販売所」(くどいようですが、
夢は売ってません。)で、いちごを買ってきました。

奈良県民御用達のいちごといえば「あすかルビー」。
最初に聞いたときは、美味しいカルビの焼肉かと思いました。

ところで、以前は「女峰」がもてはやされていたけど
どうなったのかな?とやんわり気になっているのは
わたくしだけではないと思います。
そこのところ、情報誌「yomiっこ」3月号に記載がありました。

かつては 『東の「女峰」、西の「とよのか」と呼ばれるほど
この2品種の勢力は強く、全国の栽培シェアをほぼ独占』してきましたが、
日本各地でより甘くて大きないちご(福岡の「あまおう」等)の研究が進み、

『「いちご王国」栃木県が、日本一の座を守るべく闘志を燃やし、
女峰の後継者として誕生させた』品種、「とちおとめ」が
新しい東の女王となり、その地位を奪われた女峰は姿を消した、という
ことです。
なお、西の「とよのか」は、アイベリーという品種とかけあわされてできた
「さちのか」という新たなプリンセスの台頭によりシェアは縮小したものの、
定番の味として健闘しているそうです。

その他、「章姫」「紅ほっぺ」「さがほのか」などなど、
戦国を生き抜いているのは江姫たちばかりではないようです。

全然関係ないですが、先日、横須賀時代の友人が
デンマーク(たぶん)に行ったときの写真を見せてくれたのですが、
道で普通にビールが歩いていて、通行人も普通にすれ違っていた、
ということです。

後日修正)撮影者本人より、デンマークではなくポーランドだそうです。ごめんなさーい。

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先だっての日曜日、久々に京都まで出かけて来ました。

駅から北野天満宮へ、そして金閣寺を回って、御所を通りぬけて四条、鴨川沿いに駅へ戻るというコースを、自転車でやってみました。
このルートは急な坂道もなく、碁盤の目状の道に名前がついているので
小回りが利いて新鮮な小旅行になりました。
太ももの筋肉はいまだ張ってますが…

天満宮の梅をメインの目的としていたのですが、
やはりまだ3分咲きといったところでしょうか。早まりました。
でも、いろいろな種類の梅を見比べつつ、
その違いを楽しめる位には咲いています。

梅のよい香りもするのですが、境内の出店のうどんとか
甘酒の匂いとも相まって、鼻の中は多少エキセントリックに…。

金閣寺は、訪れるのは修学旅行以来15年ぶりくらいでした。
当時は金ぴかの本堂にばかり目を奪われましたが、
今回は鹿苑寺というお寺全体をじっくり見ることができた、
ような気がします。

近頃は、知る人ぞ知る店とかスポットとかが流行ってますけど、
王道にひたるのもたまにはいいんじゃないでしょうか、
という話でした。
昭和一年創業、河原町の名店「月ヶ瀬」さんのあんみつも
非常においしかったです。
春まで もう一息ですね。

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おひさしぶりです!
よいクリスマスをお過ごしでしたでしょうか。
吉野・下市では雪がちらつくイブになりました。

ぬるい横須賀育ちのわたくしには
身にこたえる寒さですが、
冬眠していたわけではありません。

今月の峠商店では
「祝い箸」というワードがわんさか
とびかっていました。おせちを食べるときの
あの金ぴかゴージャス(袋が、ですが)箸ですね…

子供のころはお正月に、いつもの箸じゃなくて
あの、ちょっと格式ばってて、
折り目がしっかりして片側が宙に浮いちゃってる袋からのぞく、
丸くて白いお箸の頭を見て
『新年キタ!!』と思ったものです。

祝い箸は、白さがやっぱり大事で、
柳とか、アスペンといった素材が多いようですね。

今年もあと少し、
お体に気をつけてお過ごしください。

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奈良中部以南、
紅葉もクライマックスを迎えています。
まずは天川村「天河大弁財天社」のお向かい「来迎院」にある銀杏の木。
だいぶと散ってしまいましたが、足元はデラックスです。


もふもふ…
イエローMAXな姿は、旧ブログに載っていますので(08年)そちらもごらんください。

ひしゃくで受けられない勢いのお水。ちべたい!

次は、自宅から車で15分、桜井市「談山(たんざん)神社」へ。
中臣鎌子(藤原鎌足公)と中大兄皇子(後の天智天皇)が大化改新の談合をしたとされるところです。
…う~む、古代ロマン!
蘇我入鹿を討つ場面含む、あの有名な絵巻も見ることができます。


やっぱり、たくさんの人が来てました。


ランドマーク的な「13重の塔」。
中にちっちゃい人が沢山住んでいるイメージが湧くのはわたくしだけでしょうか。

お口直しに、ブルー系を。
昨日は夕方までお天気もよく、暖かい一日でした。

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京都へ行ってまいりました。

目的は紅葉&「バロック・コンサート」です。
バロック音楽は、モーツァルトとかベートーベンが活躍する以前の音楽、
いわゆるその後の「クラシック」の基盤。
わたくしはひそかに、この頃の作曲家のファンだったりします。
微妙顔のダンナをひきずって、行ってきました。

この時代までは、「神様の世界、もしくは宇宙の真理」みたいなものを
音であらわしたのが音楽なのであって、宗教色の強いものでした。
その枠を超え、人間の耳に心地よい音を追求したことは、当時の人たちにとっては
「華美に歪められた」ものとして「バロック=ゆがんだ真珠」と
呼ばれたということです。
自分はバイオリンを習っていて、この頃の音楽が教本に入っていたりしたので
馴染みがあるというのも理由ですが、クラシックよりもなんだか逆にモダンで自由、
そしてジャズとかロックに近いような不思議な要素も持っているところに、
魅力を感じています。

コンサートは、麩屋町通りにあるBarで。
ビルの6階なのに中庭?があり、木のカウンターや床が
いい雰囲気を出してるお店です。
楽器も、チェンバロとバイオリンが木でできているのはわかりますが、
フルートも木で出来ていて、なんだかリコーダーを横にして吹いているみたいで、
一瞬びっくりしました。

バロックの調律や奏法での演奏を聴く生の機会はあまりないので、
マニアックで恐縮ですが、…おもしろかったです。

で、このブログにこんなことを書いてしまおうと思ったのは、
あらためて「木ってすごいな」と思ったからです。
清水寺(この後行きました)にもなるし、
お店のフロアや棚にもなるし、
全然違う音色の楽器にもなるし、
そう、お箸にもなる。
この世に木がなかったら、つまんない世の中になってただろうなあ~
などと、しみじみ思った一日でした。

↓清水寺の写真です。
とにかく、ものすごい人でした。
そしていろんな言語が飛び交っていて、修学旅行生だったときとは全然違う雰囲気を味わいました。

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晴れ!のマークがついていたのに
結局一日曇っていた土曜日、
吉野山・金峯山寺へ行ってきました。


紅葉は「色づき始め」な感じでした。

日本最大(!)秘仏「金剛蔵王権現像」ご開帳中につき、
たくさんの人がやってきていました。
ほんと、大きかったです!
堂内ではお寺の人がご由緒や像について説明してくれていて、
なるほど~と納得しながら拝見しました。

三体のすごい怒ってる顔の像が並んでいるのですが、
これは如来さまや千手観音さま、弥勒菩薩さまが
このように姿を変えてこの世に現れたもので
(=それを「権現・権化」というそうです)
怒っている顔は人の心に住む「魔性」について
怒っているのであって、慈悲の色である
「青」をもって親が子を怒るのと同じ性質をあらわし、
これを「恕=じょ」(「怒」ではなく)というそうです。勉強になります。

「一対一でお話ができるように」と、
像のすぐそばに障子で仕切られたコの字型の小部屋?があり、
一人(または二人)ずつゆっくりお参りできるよう配慮されていました。

12/9まで公開されています。拝観料¥1000とお高いですが、
護摩木ストラップやエコバックがついてきます。


厚着のせんと君。


秋の草花。

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『難を転ずる』として縁起がよく、
長寿を願ってお祝いの際に使われる「南天」のお箸。

白くすべすべとした木肌が魅力の、存在感あるおはしです。

箸の下に敷いたのは、わたくしの最近の趣味「切り絵」で、
『樹下鹿文様』という鎌倉時代の鏡のモチーフです。でしゃばっております。

さて、文化の日だった11月3日、
峠商店IT担当、そしてわたくしにとっては
義妹さんである、M嬢の結婚式が
つつがなくおこなわれました。
お天気も、前日までぐずぐずとしていたのが一転、
この佳き日を待っていたかのように晴れてすがすがしく、
ふたりの門出を祝福するようでした。

おめでとぅ!!

旦那さんの転勤に伴って千葉に住まいを構えることとなり
わたくし個人的には寂しいかぎり&元・関東人として
交換留学生みたいな不思議な気分です…
M部長(と呼んだことはないけど)、ぜひほがらかな家庭を!そして
住まいは遠くなりますがその距離も楽しんでネタにし合いましょう。

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先週末は、下市町から車で40分ほどの
「天川村」へ行ってきました。

天川村は、今だ女人禁制を堅く守る修験道の山
大峯山のお膝元で、標高1,000〜2,000mの
「近畿の屋根」大峰山系の山々に囲まれた村です。集落は441m〜820mの標高にあり、
冬はめちゃくちゃ寒いし、耕地にも向いていないので
昔は定住する人はいませんでしたが、
約1300年前に大峰開山がなされて以来、
山岳修験道の根本道場として栄えてきました。
平安時代には、宇多天皇、菅原道真、藤原道長、白川法皇、西行法師などを
はじめとする多くの貴顕や一般の人々が、熱心に
大峯山への御岳詣を行ったということです。
いまや一大パワースポットとして有名になった
天河大弁財天神社をはじめ、
すんだ空気や水、そしてずいぶん整った道路に惹かれて
今はたくさんの人が訪れています。

で、
下市町から近いとはいえ、山を登るにつれて
どんどんフロントガラスも曇るし、
服装も3割増くらいでちょうどいいくらいでした。

そして、紅葉も早い!!
温泉でゆっくりした後「龍泉寺」へ
行ってきたのですが、いいかんじで色づいていました。


ペアルックカップルも、もみじ色にございます。


じょぼぼぼ・・・

今週末6日、7日に「もみじ祭り」が開催されるそうです。
猪鍋ふるまいとか、ヘリコプター遊覧とか、
結構大きいイベントです。

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